Inkscape のよく使うショートカット

ツールの切り替えなどをするとき、毎回ボタンやメニューから選んでいては時間がかかりますし、若干イライラするかもしれません。
そんなときはショートカットキーを使いましょう。
ちなみに、マウスのホイールを使ったのもあるのですが、なかなか紹介されていませんね。

ツール関係
ツールの選択はファンクションキーまたはアルファベットとスペースキーで行います。
スペースキーは便利です。なぜなら、どんなツールを使っていても、そのツールと選択ツールの切り替えができるからです。
矩形ツールで長方形を作りつつ、スペースで一時的に選択ツールに変更して、長方形の位置を調整、といったこともできます。とにかく便利。

各ツール、だいたい並び順通りに F1 からF9 までが割り当てられています。
一部 Ctrl や Shift を一緒に押下する必要があります。
私は矩形ツール (F4, r) とテキスト (F8, t)、ペンツール (Shift + F6, b) をよく使います。

キャンバスのズームや移動
細かい作業をするときは拡大しますし、全体を見るときは全部が見えると楽です。
まず拡大や縮小ですが、Ctrl キーを押下しつつマウスのホイールを使用するとできます。
また Shift キーを押下しつつマウスのホイールを使用するとキャンバスが左右に移動します。
もちろん何も押さない状態でホイールを使用すれば上下に移動するので、これだけですべての移動ができます。スクロールバーとはおさらばです。

ちなみに、Ctrl + ホイールで拡大するときは、マウスカーソルの位置に応じて拡大される範囲が決まりますので、特定の場所を拡大することも簡単にできます。

ダイアログ関係
よく使うダイアログとしては、「フィル/ストローク」や「整列」「テキスト/フォント」でしょうか。イラストを描く場合はレイヤーも必要かもしれません。これらにもショートカットキーは割り当てられていて、順番に「Shift + Ctrl + F」「Shift + Ctrl + A」「Shift + Ctrl + T」「Shift + Ctrl + L」です。どうやら Shift + Ctrl を使うものが多いようです。


なお、ショートカットキーとショートカットマウス？は、Inkscape の「ヘルプ」メニューの「キーとマウスのリファレンス」をクリックすることで一覧を見ることができます。
（Web 上のものなので、インターネットに接続しないと見られません）